初めてであったテングザルと、コウモリダカ。そしてボルネオの森の現実。 2023.08.05 夕方、あいにくの曇り空のなか、テングザルを見た。5匹ほどの群れと、その真ん中にたたずむ鼻の長いリーダー。彼らが持っている木の実は、僕から見ても、なんだか美味しそうだ。陽が落ちる頃、林の向こうの高い木の上に1匹の
アリに擬態する生き物 2023.07.30 アリという生き物の多様性。ツムギアリ(Oecophylla smaragdina)の狩り。ボルネオ島、とある海岸にて。ツムギアリをはじめとして、小さな小さなアリまで、何種類いるのだろうというくらいに、アリに遭遇する。
ボルネオのカンムリワシ 2023.07.25 キナバタンガン川の遡上で、僕たちはたくさんの生き物をみた。ボルネオの美しい蜘蛛(Opadometa sarawakensis)短い滞在の半分以上が、カヌーによる動物観察だ。それは、ボルネオ島の生き物たちが鬱蒼としたジャングルの中では、
狩人の眼 2023.07.12 カニクイザルたちの甲高い鳴き声。彼らの敵意は、森を横切る黒い影、マレーウオミミズクに向けられていた。一瞬の出来事だった。薄暗くなり始めた木々の隙間から何かがぬっと出てきたと思えば、猿たちは散り散りになってその真ん中に二つ、黄色
イリエワニの眼 2023.07.10 エンジンの音が森に響く朝。ボルネオの朝。カヌーは大河に波を作り、水面には自分が映っていた。自分がいるということが、なんだか借り物のようで不思議である。ガイドのファイジャンが、慣れた英語でカワセミの名前や、
ボルネオキシタアゲハに出会った時の話。 2023.04.06 当時僕は、ボルネオ島に滞在していた。ボルネオ島、キナバル自然公園にてOM-D E-M1 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 ボルネオ島は、東南アジアの中でも最大級の島で、マレーシア、インドネシア、ブルネイの3か国から