初めてであったテングザルと、コウモリダカ。そしてボルネオの森の現実。 2023.08.05 撮影記 夕方、あいにくの曇り空のなか、テングザルを見た。5匹ほどの群れと、その真ん中にたたずむ鼻の長いリーダー。彼らが持っている木の実は、僕から見ても、なんだか美味しそうだ。陽が落ちる頃、林の向こうの高い木の上に1匹の
ボルネオのカンムリワシ 2023.07.25 撮影記 キナバタンガン川の遡上で、僕たちはたくさんの生き物をみた。ボルネオの美しい蜘蛛(Opadometa sarawakensis)短い滞在の半分以上が、カヌーによる動物観察だ。それは、ボルネオ島の生き物たちが鬱蒼としたジャングルの中では、
狩人の眼 2023.07.12 撮影記 カニクイザルたちの甲高い鳴き声。彼らの敵意は、森を横切る黒い影、マレーウオミミズクに向けられていた。一瞬の出来事だった。薄暗くなり始めた木々の隙間から何かがぬっと出てきたと思えば、猿たちは散り散りになってその真ん中に二つ、黄色