学名:(Takydromus tachydromoides)
分布
日本(南西諸島を除く)
日本固有種。
生態
春、冬眠から目覚めた個体同士で交接をし、産卵する。全長18 – 25センチメートル程。そのうち3分の2は尻尾が占めている。尻尾は自切することができ、切れた尾が動いている間に逃げる。主に林、民家の庭、里山といった場所に幅広く生息している。
*北海道の方言では、『カナチョロ』と呼ばれて親しまれている。
私見
『ぼくのなつやすみ3 北海道編』で、ムシ相撲の秘密兵器として登場する。カナチョロ、とっても素敵な方言だと思うが、僕の短い人生史の中で「カナチョロ」と言っていた人は、確かぼくの周りでは道北の親戚のおじさんくらい。山に行き彼らがチョロチョロしている森に入ると、どこか安心する。程よく人の手が行き届いており、エゾシカも少なく、虫が多い事の証拠になるからだ。最近はそんな愛すべきカナヘビを、意識してカナチョロと呼んでみたりする。
*カナヘビは北海道全土に広く分布しているのに対して、ニホントカゲはやや分布が局所的。北海道の爬虫類の活動時間も本土と比べると、かなり少ないように感じる。
北海道には「コモチカナヘビ」も生息しています。
特徴は『コモチカナへビ』のページを参照。(しばしお待ちください。)