学名:(Pteromys volans orii

エゾモモンガ 撮影:高橋レオ
2021年2月撮影:高橋レオ
2020年3月撮影:高橋怜央

分布

北海道に生息するタイリクモモンガの固有亜種。

生態

学校や防風林など身近な自然にも数多く生息しているが、

夜行性で警戒心も強いためなかなか人目につくことはない。

本州に生息する「ニホンモモンガ」は、ムササビと営巣地が被ることを避け高地に営巣するが、北海道にはムササビがいない事もあり低地にも幅広く分布している。

滑空するために皮膜を持っており、

尾で器用にバランスをとり方向を変える事もできる。

2020年3月撮影:高橋怜央

私見

北海道のエゾモモンガ。

1枚目の写真は、2021年の3月。雪に半分埋まりながら、静かな森の中で採食中の姿をじっくり観察させてもらった。繁殖の時期になると、動物は基本的に警戒心が薄れるのだが、雪がぎっしりと積もった森というのは本当に静かで、モモンガを正面からばっちりおさえることができた、思い出深い一枚。

僕は動物の行動や生態をしっかりと捉えた写真というよりは、その時の雰囲気や、動物の何気ない仕草といった、情景に惹かれることが多い。そんなものに価値はないという人もいるが、写真で「記録や証拠」ばかりを求めることに、僕はむしろ、価値がないと思っている。現代は、情報が錯綜し、科学の価値が揺らいでいる。元々科学とは、仮定と法則からなる推論に過ぎず、「こういった仮定から導き出される答えとは、こうである」という価値判断に過ぎない。僕たちは信じたい事実や証拠を信じて今まで生きてきたし、正論で人は動かない。

僕はこの世の不確定な要素を実際に目で見て、経験したいだけ。証拠として写真を使うことはほぼない。僕の写真は基本的に、思い出であり、感情の共有だ。それぞれの価値観によって、物事の捉え方は変わっていくのだから、僕の写真の証拠としての価値は、参考程度にしてほしい。間違っても僕の意見だけを信じたりはしてはいけない。僕は誰かに幸せを届けられれば、それでいい。

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