学名:(Terpnosia nigricosta

エゾハルゼミの雌 2017年撮影:高橋レオ
エゾハルゼミの雌 2017年撮影:高橋レオ

分布

北海道の他、本州、四国、九州にも分布。国外では、中国にも分布しているアジア固有種。

生態

涼しい地域、標高の高いところで見られる事の多いエゾハルゼミだが、北海道では平地でも見られる。

成虫の発生時期は5月〜7月。(7月から9月はエゾゼミ、コエゾゼミ、アカエゾゼミ、エゾチッチゼミの発生時期となる。)好むのは落葉広葉樹林で、筆者の経験上、生息地はハルニレやミズナラの生い茂る明るい森が多い印象。

エゾハルゼミのオス 2016年5月撮影:高橋レオ
エゾハルゼミのオス 体長は3センチちょっと 2016年5月撮影:高橋レオ
エゾハルゼミの雌 2017年撮影:高橋レオ
エゾハルゼミのメス メスの方が少し小さい 2017年6月撮影:高橋レオ
エゾハルゼミの幼虫 2020年5月撮影:高橋レオ
エゾハルゼミの幼虫 2020年5月撮影:高橋レオ
エゾハルゼミのオス 表裏 2022年6月撮影:高橋レオ
エゾハルゼミのオス 表裏 2022年6月撮影:高橋レオ

私見

このエゾハルゼミという昆虫を見るとき、僕はこんなに小さな体からいったいどうしてこんなに大きな音が出るのか、本当に感動します。森の中で「ミョーキン、ミョーキン、ケケケケケケケケケケk…」という声が響く時期は、僕にとって北海道の短い夏が始まる前座のようなもの。聞くとワクワクして、同時に落ち着くものでもあります。彼らの存在は、北海道の5月の森から感じられる、そよそよとした風の心地とリンクしている。彼らの鳴き声を聞いたときの、心の小さな揺らぎ。僕らが動物であることの証は、そんな揺らぎにあるような気がしています。

*今回、私見というものを導入することになったのは、図鑑だからと言って、生き物の豆知識だけにとどめてしまうのは、せっかく自作で制作しているホームページなのにもったいない気がしたからである。撮影時に思ったことや、この生き物についてこんなことを思っていた、などなど、写真家である僕の個人的なお話の方に興味がある方向けです。(エゾハルゼミよりも前の生き物ページにも暇を見つけて追記していく予定ですのでお楽しみに。)

*写真のご提供、ご購入の依頼はこちらから

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