2020
25
Aug

オススメ書籍紹介撮影記

北海道でクワガタを見るコツと、その撮影。

北海道でクワガタを見るコツと、その撮影。

北海道も最近は、軒並みLEDにされてしまい、虫たちにとってはいいんだろうけど灯火採集をする場所が少なすぎて僕のような人間が育たないのではと危惧してしまう。(僕のような人間が育つと良いことがあるのか、それはさておく)

こないだもそれなりに苦労して、

北海道の夏の風物詩、ミヤマクワガタに出会った。

ミヤマクワガタのピークは6月中旬なので、その時期を過ぎると大型のオスに出会うのは少し大変だ。

それでも北海道のミヤマクワガタはとにかくデカい。62ミリくらいが平均だと思う。(適当)

[外灯の玉ボケとミヤマクワガタ]

毎回普通に撮るのではつまらないと思い、外灯の玉ボケを混ぜてみる。ミヤマクワガタって、とても良い大顎をしているけれど、身体は意外と脆くて、よく穴の空いた個体を見かける。

そのくせ気性は荒いので、家でオスを多頭飼いしようものなら、たちまちオス同士で喧嘩をしあって、最悪の場合同士討ち(両方死ぬ)なんてこともあったなぁ。

北海道のクワガタはとにかくミズナラ、ハルニレについている。暗い林道よりは手入れの行き届いている、日光のよく入る森がいい。

慣れるとこんなふうに樹液を舐めているミヤマクワガタをバンバン見つけられるようになる。

[樹液を舐めるミヤマクワガタ]
[交尾中のミヤマクワガタ]

昆虫少年だった僕が22歳の今日に至るまで持ち歩いているのが札幌の昆虫という本。

この本には日本のオーソドックスな図鑑には載っていない北海道の虫がいくつも載っている。

普通の図鑑でわからないものが、この図鑑ならわかる。小学生の頃は本州の図鑑ばかりみていたけど、中学に上がる前にはこの図鑑の虜になっていた。

札幌近郊でよく見かける昆虫はほとんど載っているので、北海道に住んでいてクワガタよりも深い世界を知りたくなった時にオススメです。

これを持っていれば、子供達はもちろんいい年こいた大人でさえも自分の子供に「お父さん(お母さん)、昆虫博士だね!」と喜ばれること間違いなし!

[きのこの森のオニクワガタ]

いつのまにか大人になってしまった僕がいまでも見つけると興奮するのがこのオニクワガタ。

[倒木を歩くオニクワガタ]

8月、昼間の森を散歩していると、たまに歩いている個体に出会うことができる。(稀に外灯で拾うこともある。)

見かけるのはオスばかり。おそらく大半のメスは朽木の中にいるのかもしれない。

[立ち枯れに来たコクワガタ]

北海道だとミヤマに地位を奪われてしまっているコクワガタ。

[樹液を舐める長歯型ノコギリクワガタ]
[水牛型ノコギリクワガタ(東京で撮影)]

こないだ東京の森に行った時、クヌギの木にノコギリクワガタ、コクワガタ、カブトムシが沢山いたのをみてからは、北海道のミヤマクワガタの多さが相対的に理解できるようになった。

[朽木に飛んできて止まった、アカアシクワガタ]
[葉の上で雨が上がるのを待つスジクワガタ]

北海道の気候は涼しいので、ミヤマクワガタを含め本来は高山でしか出会えないようなクワガタが平地にいる。アカアシクワガタ、スジクワガタはその中の一つ。スジクワガタはコクワガタとよく見間違える人がいるが、見慣れるとなんとなく識別できるようになる。

見分け方は上翅に筋があることの他に、前胸背板(胸部)の下の方がえぐられたようになっているため、全体的に体のラインが細く見えるのが特徴。

[朽木に隠れるスジクワガタ]

もっと胸部がえぐれている事で知られる「ヒメオオクワガタ」という種類もいるのだけれど、いまだ見つけることができていない。

今年は、ヒメオオクワガタの生態写真を撮影することを一つの目標にしている。とはいえこのご時世的にも、僕の都合的にも、どうなることやら…

まだ全てのクワガタを網羅できたわけではないが、今年も気づけば夏が終わってしまう。北海道のクワガタたちを知ることがより多くの昆虫を知るきっかけにもなると信じて、今日はこの記事を書かせてもらった。

北海道には、このほかにオオクワガタ、ツヤハダクワガタ、マダラクワガタというクワガタがいると言われている。クワガタだけでもこんなにたくさんの種類がいるのか!と驚いた方もいると思うけど、本州にはネブトクワガタや、ヒラタクワガタもいるから、改めて昆虫の多様性には驚かされる。

だけど北海道には多い生き物が、本州では少ない事も多様性の一つであると気づく事が出来たなら、ぜひとも北海道の広い森で虫を観て欲しい。北海道の昆虫の活動期間は短いからこそ、

そんな気候、環境を含めて自然を眺める事が、北海道で昆虫を楽しむコツとなるだろう。

[夏の終わりとミヤマクワガタ]

僕が使用しているカメラレンズ一覧

 

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